Fujifilm X-E4と最強の組み合わせ「Voigtlander Nokton23mm F1.2」

Fujifilm X-E4と最強の組み合わせ「Voigtlander Nokton23mm F1.2」

はじめに

さてさて皆さん如何お過ごしでしょうか?

最近は案件以外はもっぱらX-E4一本で暮らしてる、医師フォトグラファーのイコラです。(メイン機はSONY α7Ⅲ×SEL35F14GM, SEL85F14GMです)

Voigtlander Nokton23mm F1.2を購入して、まとまった写真が揃ったのでレビューしていきます。

今回の記事は原則X-E4×Voigtlander Nokton23mm F1.2で撮影した写真でお送りいたします。もちろん全て加工なしの撮って出しJpegです。(Film Simulationはかけています。)

X-E4には最初はオールドレンズやライツミノルタのM-rokkor 28mm F2.8 (Leica Mマウント)をつけていましたが、途中から中華レンズのTTArtisan 35mm f/1.4をメインにしていました。(以下記事参照)

【Fujifilm X-E4】カメラを持って出かけよう -沖縄旅編-
沖縄に行ってきたので、その写真を放出しまーす!!! カメラは基本的にFujifilm X-E4といつものレンズ!!旅にはカメラが欠かせないね。
小さくて意味のあるカメラ Fujifilm X-E4 レビュー
普段はSONYユーザー(α7 Ⅲ)なのですが、ここ数年ずっとサブカメラが欲しくって物色していました。今回『小さくて意味のある』カメラが手に入ったので所感を綴ろうと思います。

本命 - Nokton 23mm F1.2-

実はVoigtlander Nokton 23mm F1.2は2020年2月にFujifilm X-E4を買った直後に発表されたレンズ...

当初は4月に発売予定だったので、初任給で買うと約束してたのですが・・。

発売延期になり7月になってしまいました。

なのでそのつなぎとして安い1万円レンズ(TTArtisan 35mm f/1.4)を買いました。安いなりにめちゃくちゃ楽しいレンズでしたね・・。

“This is Osaka Snap ” Fujifilm X-E4 × TTArtisan 35mm F1.4
Fujifilm X-E4 × TTArtisan 35mm F1.4で大阪まちなかスナップ!小さなレンズと8000円台の中華マニュアルレンズを駆使したストリートフォトグラフィー。ぜひ見てね。

そして7月。発売前に速攻で予約しました。

結果は大満足です。Fujifilmには申し訳ないですがX-E4はこれをキットレンズとしてもいいんじゃないか!?っていうくらいです。(まぁ一応Fujifilm公認レンズですもんね。Exif情報も記録されますし。)

換算35mm それは僕の目に映る景色

35mmのススメ。そしてさらば神レンズ
こんにちは!医学生でフォトグラファーのikoraです。3年ほど使っていた愛用レンズSIGMA35mmF1.4 Artを売却したので, 供養として35mmの魅力とSIGMAレンズについて作例盛りだくさんで語っていきます。

上記の記事、HTML全手書きの前ブログなんですが、最近良く「35mm ポートレート」検索で一位になったりしてます!!

ここで35mmの意義について色々語ってますけど、極論35mmの写真って背景整理が難しく写真としての難度が高い&目で見たままの景色なので感性がより試されると思ってます。

僕は35mmが大大大好きで、SIGMA35mm Art, SONY 35mm Gmasterと使ってきています。自分にとっては50mmより35mmが標準レンズなのです。

個人的にはデジタル時代の標準はどちらかといえば、50mmより短い距離なんじゃないかなぁと思っていたりします。(Zeissの40mmレンズとかSIGMA contemporary 45mmとか)

フィルム時代の35mmは被写界深度の浅さと最短撮影距離の短さの関係で、標準として扱うには難しい(スナップ寄りになってしまう)けれど現代のデジタル環境だと35mmは十分にメインとして使えると思います!

Nokton 23mm 最高のレンズ

当たり前ですが、ビルドクオリティも最高。小さいのに安っぽさはなく、絞りリングのクリック感も最高です。

X-E4やX-proシリーズとも似合いそうな、このコンパクトさ!!MFレンズだからこそ実現できる

このX-E4とNokton 23mmのセットを持っているとよく「フィルムカメラですか?可愛いですね!!」と言われます。

デジタルなんですけど、フィルムリスペクトに溢れてる組み合わせだと思います。

意外にも便利なのが、Fujifilmの情報開示で作られている公認レンズなのでExif情報が記録できる点です。絞りをよく変更するので、絞りを記録してくれているのはあとで写真を見返したときに何気なく役立ちます。

マニュアルレンズでいちばん大切な、焦点リングの質感も最高です。通り過ぎたりしなく手の感覚と非常に馴染むので、ピントを合わせるのも比較的簡単です。

X-E4に似合うレンズって??

今まで色んなレンズをX-E4に装着してきましたが、サイズ感・絞りの手触り・マニュアルフォーカス・写り。すべてをとってもVoigtlander Nokton23mm F1.2が最高です。

以下は今までつけてたレンズたち。

X-E4がクラシカルな見た目なので、やはりオールドレンズやクラシカルなレンズが似合うと思います。

メタル系のレンズが似合うと思うので、意外?とfujiの廉価なレンズはちょっとミスマッチだったりします。プラスチッキーなんですよね・・。

X-E4はSSダイアルだけついているので、やはり絞りリングがあるレンズじゃないと意味ないのも肝ですね・・。

写真が本当に楽しいレンズ Voigtlander Nokton23mm F1.2

何気なく構えて撮った写真でもリアリティがあります。もう持ってるだけで楽しいです。X-E4の軽さ、マニュアルフォーカスのアナログ的楽しさ、全てが調和してて無限に写真が撮ることができるフィルムカメラを所有している感覚です。

瞬時に撮りたいときには、マニュアルフォーカスが煩わしくなることもありますが、慣れるとAFの1.2倍くらいの所要時間で撮ることができます。

それよりもコンパクトさのほうが優位に働いて、瞬発力は普通のカメラより高いと思っています!

「小さいのに意味のある写り」がするカメラ・レンズをずっと探していたのでこの組み合わせが完成されすぎてて他のカメラを持つのが億劫です!!

普段何気ない瞬間も、かなり美味しく撮ることができます。出てくる絵がかなり記憶と一致していて、あとで現像することも殆ど無いです。今回アップしてる写真もすべて撮って出しJpegです。

終わりに

いかがだったでしょうか?

意外とVoigtlander Nokton 23mm F1.2が注目度の割にレビューがなかったので簡単に書いてみました。

このあいだ京都に旅行行ったのですが、α7Ⅲ、CONTAX Ariaなど全部カメラを持っていったのですが、結局ほとんどをこのNokton 23mmで撮ってしまいました。楽しすぎるのと出る絵の説得力が高くて最高でした。

α7Ⅲ×SEL35F14GMの組み合わせが好きだったんですけど、X-E4×Voigtlander Nokton 23mm F1.2が軽すぎてこっちばっかりになってしまうんですよね・・。

以上、記憶に残る写真が撮れる最高の組み合わせでした。