Fujifilm X-E4と最強のレンズ「Voigtlander Nokton 23mm F1.2」-京都旅行編-

Fujifilm X-E4と最強のレンズ「Voigtlander Nokton 23mm F1.2」-京都旅行編-

どうも写真家で医師のイコラです。

今回もまたX-E4とNokton 23mmの組み合わせの話

Fujifilm X-E4と最強の組み合わせ「Voigtlander Nokton23mm F1.2」
医師フォトグラファーのイコラです。この度、Voigtlander Nokton23mm F1.2を購入したので撮って出しの作例とともに紹介いたします。結論、最強の組み合わせです。

突然ですが、先日京都旅行に行ってきました。

もともと関西出身なので、いつか京都の紅葉を撮りたいと思っていました。

さて写真家(カメラヲタク)としては、どのカメラ・レンズを旅行に持っていくかについて悩むことになります。これは旅行日程と同じくらい大切で難しい命題です。

とりあえず私が持っていったのは

  • α7Ⅲ × SEL85F14GM
  • タムロン 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
  • CONTAX Aria × Planar 50mm F1.4
  • Canon new autoboy

そしてこの、Fujifilm X-E4 × Voigtlander Nokton 23mm F1.2です。

もう字面だけで荷物がパンパンなこと、想像に難くないです。

結論としては9割以上の写真をこのX-E4とNoktonの組み合わせで撮りました。

ということで「旅行の振り返り」兼「作例」として見ていきましょう。ちなみに全てJpeg撮って出しです。(Film simulation込み)

結構寄れるのがこのレンズ(NOKTON 23mm F1.2 Aspherical)のいいところ。F1.2でピントの山を掴むのは難しいですが、ピント周辺のボケがなだらかなので多少ミスっても味になります。

一段ちょい絞ってF2. このあたりからキレがよくなってきます。というか開放でも十分解像度高いので嬉しい限りです。

確かFilm SimulationはVelviaだった気がします。

Fujifilmはよく色がいいって言いますけど、オレンジ色(肌色)が本当に気持ちがいいですね。SONYのαと比べてもここはかなりの違いだと思います。あと黒の引き締まり方も全然違いますね。

カメラ側でちょこっとノイズを加えてます。このノイズが割と自然で、Lightroomであとでつけるのとは違うんですよね。どうもゴマを散らしたようなランダムな粒子ではなくて、トーン(白黒の強弱)に応じてグレイン・エフェクトが乗っているようです。

日中の淡い感じも。

Classic Negative(クラシックネガ)で撮ってることが多かったように思います。開放で撮ると、白飛びの部分が結構眠い感じになってフィルムっぽくていいんだよなぁ。

色の出方がやっぱり気持ちいいですね。ノー加工でこれなんで、本当に大満足です!!

カラークローム・エフェクト(ブルー)

これを使うと、空の色がいい感じになります。最近はLightroomで青を水色に振るのが流行ってますが、まぁそんな感じです。Fujifilmの場合、フィルムっぽい水色が出るので露骨な水色にならずいい塩梅です。

これも水色がキレイな写真。そしてマニュアルで歩きながらなのにF1.2でガチピンしてる!!!なれると結構ピンが合います。多少合わなくってもいい感じだしね。

やはり軽いは正義ですね!!X-E4の最大の武器だと思います。可愛くて人を威圧しない。それでいてすごくいい絵が撮れる!(中身も実質X-T4ですしね)

頼もしい相棒です。

人混みでも威圧感がない。そしてX-E4 × NOKTON 23mmの組み合わせだとX-100Vよりもコンパクトです。普通にコートのポケットに入ります。

それでいてメタリックでチープさを感じない。僕がX100Fや100Vを敬遠するのは、若干チープさを感じるから。X100シリーズはプラスチッキーなんですよね。あと思ったよりデカイ・・。

手ブレ補正がないことがよくウィークポイントだと言われますが、普通に撮るぶんには気になりません。このカメラを持ってる人なら分かると思いますが、多少ブレがあろうが気になりません。ミニマルさを求めるなら十分納得できるトレードオフです。

唯一僕が気になるところは、普段使ってるのがフルサイズ機だからか、ダイナミックレンジがやっぱりかなり狭いことですね。時々それで気分が乗らなくなります。APS-Cなら仕方ないですけどね・・。

さてここから紅葉パートです!!

紅葉は本当にClassic Nega(クラシックネガ)がめちゃくちゃ似合います。

F1.2, SS=1/1000, ISO 160

実はこれピントが微妙に合ってないんですよね。でもフィルムグレインとかいろいろなおかげでフィルムっぽい質感になってて気にならない。やっぱりマニュアルレンズとの組み合わせが抜群なんじゃないかなぁと思います。

紅葉してないもみじたち。行った日はめちゃくちゃ行楽日和・紅葉狩り日和でした。たぶん一番焼けてましたね。こういうしっとり系で、白がハイすぎない環境に似合いますね。

色の宝石箱や〜!やっぱり紅葉の三原色で殴る感じはパンチがありますね!!クラシックネガだと赤と緑がいい感じに調理されてエモが増幅します。旨味の相乗効果みたいな感じですね(は??)

横向き写真。インスタをやってるとどうしても縦写真になりがちなんですよね〜。

周辺光量ありますけど、すごい立体的な写真!!!色も奥行きを感じさせる!これ無加工ってすごくない!?!?あんなに小さいボディから吐き出す写真とは思えない・・。

お手本のような浅い被写界深度の写真。いいですねぇ。ボケもこのザラつきも。フィルムで撮ったと言われても信じそうです。

みてください。全然ピントも合ってなければブレブレ。普通にオートフォーカス機で撮ったら間違いなくボツにしてた写真でしょう。そういう余白と言うか余裕を持てるのがこのカメラとレンズのいいところ。

なんでも許せちゃう!!!

F1.2, SS=1/1000, ISO 400

意外とどぎつい赤も出せるんですよ。

これも実はF1.2。あまり感じませんよね!あとSSがダイヤル式、F値はレンズ側でコントロールできるので設定は結構素早く出来ます。

だいたいピントは適当に合わせています。拡大使うときもありますけど、モニターだけで決めることのほうが多いかも。

ということで雑に並べましたが、如何だったでしょうか?

「写真の秋」とはいいますが、本当にいい写真がFujifilmで撮る秋の写真はまた格別ですね。

「小さくて意味のある写りをする」X-E4

本当に最高のカメラだと思います

ではばいちゃ!!